田舎に行けば行くほど、息子が家を継いでくれないと困ると考える人は多いです。
そんな田舎の息子が「俺は結婚しない!」なんて宣言されたら、「この代々続く家はどうなってしまうの!?」と頭を抱えてしまいますね。
本記事では、息子が結婚しないと決めてしまった時、親は反対した方が良いか考えてみました。
息子の人生は息子の人生。結婚しない宣言は受け入れる
何百代と続いてきた伝統ある家の息子が結婚しない宣言!!
「この家はどうなるの!?田畑は!?全部売っ払ってお金にしてしまうのか!?」など、親として気が気じゃありませんね。
しかし、私の個人的な考えになりますが、息子が結婚しないと宣言したのならば、その宣言を受け入れるしかないでしょう。
なぜなら、息子の人生は息子の人生だからです。
例えば、ある時息子が田舎から都会に遊びに行ったら、芸能事務所に声をかけられそのままスター街道を歩みだしてしまったとしましょう。
そして息子も「このまま都会に住んで芸能人をやっていきたい」と決意したのならば、それは息子が選んだ人生なわけです。
親のレールではなく、息子が自分で切り開いた人生なわけです。
そこに親が入り込む余地はありませんよね。
そこで親が「いやいや!あんたは代々続くこの広大な畑でジャガイモを作り続けながら家を守っていくんだよ」なんて言ったら、息子の夢はすたれてしまいます・・・
これでは、将来親が死んだときに息子に確実に恨まれるでしょう。
「あの時、自分には夢があったのに、親が強引にやめさせたから俺の人生くるってしまった!」とお墓を蹴り倒すかもしれません。
親は子供の人生を応援すべき
私は、大人になった子供の人生は応援すべきだと考えています。
特に、子供が決めた道があるのならば先祖代々続く家柄うんぬんよりも、子供の人生を応援することの方が大切だと思っています。
どうしても守らなければいけない土地ならば、家は守ってもらえるような人に売ってしまうとか田畑を貸してあげるなど、違う方法をとっていくしかないでしょう。
だって、子供が大人に育つ間に「この土地で暮らし続けたい」と思わなかったのですから、仕方ないですよね。
その土地よりももっと魅力的だと思う世界を見つけてしまったのですから、親は息子が一ミリでも楽しいと思える方を応援することが大切だと思います。
私の周りにも、代々続く家で育っている子供がいますが・・・
なんか今の時代に逆らっていることが多くて、可哀想になることがあります。
例えば、「うちは祖父の代から、このそろばん塾に通っているので・・・」と、わざわざ遠くの塾に通わせたりしているのですが、子供からしてみたら「そんなのどうでもいいわ」と感じているのがひしひしと伝わります。
結婚しない宣言は撤回することあり?
子供が結婚しない宣言をすると、親は「孫の顔はもう見れないのか・・・」と悲しくなりますね。
しかし、この結婚しない宣言は年齢によっては撤回される可能性もあることを覚えておいてください。
例えば、20代・30代で結婚しない宣言をしている場合、まだまだ結婚する可能性はあります。
30代後半でいい人と巡り合って、そのまま結婚しましたという人も沢山います。
一方、40代で結婚しない宣言をしているのであれば、もう結婚する方に方向転換することはよほどのことがない限り可能性はないでしょう。
こればっかりは、本人のやる気とご縁の問題なので親はそっと見守るしか方法はなさそうですね。
ただし、子供の気が変わって「結婚したいけど出来ない」と困っているようならば、ズバットで結婚相談所の資料を無料請求くらいして応援してあげるといいのではないかなと思います。
ちなみに、私の知り合いは50代で結婚して、今は幸せに暮らしています。
いつ結婚するかは、人によりタイミングが違うので一概に結婚適齢期に結婚しないといけないというわけでもないのですよね・・・
まとめ
田舎の息子が結婚しない宣言をした時は、代々続く土地で悩むよりも子供の将来を応援してあげてください。
子供には子供の人生があるので、結婚しないという人生も1つの子供が選んだ人生です。
しかし、結婚しないと宣言しておきながら、年齢が増えるにつれて結婚したいと心変わりすることもあるものです。
子供が結婚したくてもできないと悩みだしたら、親として協力できることはしてあげてもいいのかもしれませんね。