30歳後半になっても結婚しない息子がいると、親は「情けないやつだ!」と独身の息子と不仲になることがあります。
しかし、そもそも息子が独身で不仲になるっておかしいことだと思いませんか?
本記事では、独身息子と不仲を解消し、仲良く生活する方法をご紹介いたします。
息子が結婚しないと不仲になるのはどうして?
どうして息子が結婚しないと親は不仲になってしまうのでしょうか?
この答えは、親の思い通りに息子が育たなかったことが原因です。
つまり、不仲になる原因は親にあると言えます。
息子を育ててきた親は、「息子は大きくなったら安定した企業に勤めて子供に恵まれて、私は孫と一緒に遊んで・・・」みたいな理想を描いていたのだと思います。
しかし、息子が何歳になっても結婚しないことで、自分が描いていた人生設計が崩れてしまった。
これが気に食わないのです。
だから結婚しない息子を見ると「情けない」「早く結婚しろ!」「早く孫をみせろ!」と思ってしまい、その気持ちが息子にも伝わって仲が悪くなってしまうということ。
息子は本当に情けないのか?
では、息子は本当に情けない人生を送っているのか?
私は、息子が独身だからという理由で情けない人生を送っているとは全く思いません。
むしろ、「独身=情けない」と思い込んでいる親の方が情けないと思います。
なぜなら、独身でも立派に生活している人など、この世の中に数えきれないほどいるからです。
むしろ、結婚して無計画に子供を作り、育児放棄をしている人の方がよっぽど私は情けないと感じます。
そもそも息子の幸せが結婚ではないということに親が気づいてあげるべき。
息子は、もう手が離れた大人なのですから距離を置きながら放っておくのが正しいでしょう。
親が不仲の息子と仲良く生活する方法
親と結婚しない息子が仲良く生活する方法、それは、やはりお互いを認めてある程度の距離を置きながら生活することでしょう。
まず、親は息子の生活にあまり干渉しないことです。
息子が選んだ道を応援するためにも、息子が「独身」という道を選んだのならば、独身でも人に迷惑をかけず立派に育っていけるように見守りましょう。
そして息子の方は、親の言うことを真に受けて口論しないことです。
例えば、親が「早く結婚しなさいよ!」と言ったことに対して「俺は結婚しないって言ってるだろ!」と口論するのではなく、「はい、あなたは結婚してほしいのですね。承知いたしました」と聞き流せばよいのです。
もちろん、それでもあなたの親なので何かあれば報告はしなくてはいけないと思います。
しかし、報告はしても親の言う通りに結婚する必要はないのです。
だから、さっさと親元を離れて一人暮らしを謳歌することをおすすめします。
一人暮らしは早い方がおすすめ
一人暮らしを謳歌する時は、早い方がおすすめです。
親も息子が独身で一人暮らしをしていないのならば、早めに一人暮らしの応援をしてあげることをおすすめします。
なぜ一人暮らしは早めに始めた方が良いかというと、20代後半で一人暮らしをしようとすると、まだ色々な所に飛び出してチャレンジすることが可能です。
しかし、35歳を過ぎてしまうと色々なことに諦め始めてしまうから一人暮らしもしにくくなります。
「このまま一人暮らししなくても、もういいや」「結婚しなくても、どうでもいいわ」という考えになりやすく、ますます親元から離れられない人生を歩むことになります。
親元から離れられない人生を送るということは、親から結婚への圧力をかけられ続ける生活が続くので、毎日精神が削られていきます。
このように、一人暮らしを諦めてしまう年齢になると一生精神が削られたまま人生を過ごさなければいけなくなる可能性があるので、「一人暮らしで頑張ろう!」と前向きに思える年齢で一人暮らしはさせておいた方がお互いのためなのです。
まとめ
息子が結婚しなくて親と不仲になるのは、親が自分の思い通りに息子が育たないことにイライラしていることが原因です。
息子が独身という道を選んだのならば、親は「結婚しろ!」とせかすのではなく、独身の道を応援することが大切です。
また、息子も親から離れて一人暮らしをして、自立できるようにしていくことがお互いが仲良くいつまでも生活できるコツです。
大学を出て成人してしまえば、息子は一人の大人なのでちゃんと独身という道も受け入れてあげましょう。