高血圧の人がトマトジュースを飲み続けると血圧が下がると言われています。
ということは、低血圧の人がトマトジュースを飲むと更に下がってしまうのか!?
結論から言うと答えは「NO」です。
本記事では、トマトジュースは低血圧の人が飲むとどうなるのか詳しく説明いたします。
トマトジュースは低血圧の人が飲んでも問題なし!
トマトジュースは、低血圧の人が飲んでも更に血圧が下がる心配はありません。
私も低血圧ですが、貧血症状って辛いですよね・・・
あの症状が更にひどくなるのかと想像するだけで恐ろしいですが、トマトジュースを飲んでもひどくなることはないということなので一安心。
トマトジュースで血圧が下がると言われる理由
では、どうしてトマトジュースを飲むと血圧が下がると言われているのか?
それは、トマトジュースに含まれている「GABA(ギャバ)と呼ばれる成分が関係しています。
このGABAという成分は機能性表示食品にも指定されている栄養素なのですが、末梢神経の収縮を抑制してくれる働きが認められています。
そもそも血圧が高くなる時というのは、血液の量が多い時や血管が縮む時。
トマトジュースには、この血管が縮むことを抑制する働きがあるから、高血圧の人が飲むと良いと言われているということですね。
低血圧の人がトマトジュースを飲むとどうなるか?
低血圧の人がトマトジュースを飲むと、むしろ体に良い働きをしてくれます。
もちろん、規定量以上飲んでいたり添加物や塩分が沢山含まれるトマトジュースでは、効果を高く期待することはできませんが・・・
添加物をあまり使わず体に優しいトマトジュースなら、リコピンと呼ばれる強力な抗酸化作用をもつ成分が含まれているので、生活習慣病の予防に役立ちます。
このリコピンと呼ばれる成分の抗酸化力は、なんとビタミンEの約100倍にもなります。
そして、体の中の悪玉コレステロールを減少させて善玉コレステロールを増やす働きがあります。
ちなみに、抗酸化作用の高い成分を摂取しているとシミやシワを予防する働きも期待できるので、美肌効果としても役立ちます。
このように、トマトジュースは低血圧の人が飲んでも嬉しいメリットが沢山ある飲み物です。
決して血圧が今以上に下がってしまう飲み物ではないので、トマトジュースが好きな人は気にせず飲み続けることをおすすめします。
トマトジュースの適切な量は?
高血圧の人は、トマトジュースをどのくらい飲むのが良いのでしょうか?
高血圧の人は、ぜひ毎日トマトジュースを美味しく飲んで血圧対策をしていきたいものですね!
トマトジュースで血圧対策をする場合、トマトジュースは毎日200mlを目安として飲むことをおすすめします。
「効果がないから、もっと量を増やそう!」と過剰摂取してしまうと、体内で糖分や食物繊維、カリウムなどを摂りすぎてしまい、逆効果になるので飲まないようにしてください。
まとめ
トマトジュースは末梢神経の収縮を予防する働きがあるため、高血圧の人が飲んでいると血管の収縮が抑えられるため血圧低下に役立つということでした。
そのため、トマトジュースは低血圧の人が飲んでも問題ありません。
トマトジュースには確かに血圧を下げる働きがありますが、低血圧の人が飲んで更に血圧が下がってしまう心配はないので安心してください。
そして高血圧の人でトマトジュースで血圧対策をする人は、毎日200mlを目安に飲み続けることが大切でしたね。
200ml以上飲むと塩分や糖分の摂りすぎになり、逆に体に悪影響が出ます。
効果を実感できなくても、量だけは守って気長に飲み続けましょう。