甘くスパイスの香りがするチャイ。通常のミルクティーよりも好きだという人もいますね。
チャイは大量に飲みすぎると体に悪く副作用を起こす可能性があるので適量を守ることが大切です。
本記事では、チャイの副作用と健康的に飲むための方法をご紹介いたします。
大量にチャイを飲むと体に悪い!どんな副作用があるの?
インドで大人気のチャイは、大量に飲み続けると体に悪いことがあります。
どうして体に悪いのかというと、チャイの成分の中にはタンニン・シュウ酸・カフェインが含まれているからです。
それぞれ、この3つの成分がどんな副作用を起こす危険性があるのか説明します。
・タンニンは貧血・便秘になりやすい
タンニンはチャイの葉に含まれるポリフェノールの一種になります。
タンニンは過剰に摂取すると、副作用として便を固くしたり鉄分の吸収を阻害してしまいます。
そのため、貧血気味の人が沢山摂取するとフラフラしやすくなる可能性があるので気を付けなければいけません。
・シュウ酸は尿路結石になりやすい
また、チャイにはシュウ酸も含まれています。
シュウ酸は私たちの体内に入ってくるとカルシウムやミネラルと結合する性質をもっています。
そして通常は、腸内でカルシウムと結合することで尿と一緒に排出されてしまうのですが、大量に体内に入れてしまうと腸内でカルシウムと結合できず、尿で結合されてしまいます。
尿でカルシウムと結合してしまうと、尿路結石になりやすくなるので痛みが発生することがあります。
・カフェインは様々な症状を引き起こす
コーヒーや緑茶に多く含まれるカフェイン。
チャイもお茶の仲間なのでカフェインが含まれています。
飲み方により差はありますが、大体カップ1杯程度に30mものカフェインがチャイには含まれていますよ。
コーヒー1杯程度では120mgのカフェインが含まれているので、コーヒーに比べるとカフェインの量は少なくなりますが、やはり沢山飲めばカフェイン中毒の症状を引き起こしやすくします。
カフェイン中毒の症状は様々。
頭痛・吐き気・嘔吐・胃痛・下痢・イライラ・不眠・心拍上昇・めまいなどなど。
カフェインは眠気が吹き飛ぶことから、眠たい時によく飲む人も多いですが飲みすぎは危険なのです。
このようにチャイには沢山飲むことで副作用が起こりやすくなることを覚えておきましょう。
また、チャイは甘味があることからカロリーが高めな飲み物です。
そのため、美味しいからと沢山摂取すれば太りやすくもなります。
チャイの効果的な飲み方は?朝飲むこと
飲みすぎは良くないチャイですが、妊娠中や授乳中の人などカフェインを制限しないといけない人でなければ、1日2~3杯なら問題なく飲めます。
チャイには、糖尿病予防やリラックス効果、消化を助ける効果など健康をサポートしてくれる働きがあるので適度に飲んでいきたいものですね。
チャイの効果を健康的に実感したい人は、朝飲むことをおすすめします。
先ほどご紹介した通り、チャイにはカフェインが含まれているので眠気覚まし効果として使えば気分よく朝を迎えられますね!
また、夕食後に飲んでリラックスしてから眠るという人もいます。
適度な量を守りながら、チャイの良い効果だけを体の中に取り入れていきましょう。
まとめ
チャイを大量摂取すると体に悪いです。
体に悪い原因はチャイに含まれるタンニン・シュウ酸・カフェインが影響しています。
・タンニン→貧血・便秘
・シュウ酸→尿路結石
・カフェイン→様々なカフェイン中毒の症状
この他にも、沢山飲むことでカロリーオーバーとなり、太りやすくなるというデメリットもありました。
しかし、チャイは1日2~3杯に留めておけば糖尿病予防などの嬉しい効果も期待できます。
リラックス効果も期待できるので、朝食後や夕食後などに適度に飲んで良い効果を実感していきたいものですね。