自治体によっては、生ゴミ問題を解決すべく段ボールの中に生ゴミを入れて堆肥を作ろうという動きがあります。
しかし、この段ボールで堆肥を作るのは簡単なものではなく危険が潜んでいることをご存じでしょうか?
本記事では、段ボールで堆肥を作る時に生じる4つのリスクについてご紹介いたします。
段ボールで堆肥を作ると危険な理由
段ボールで堆肥を作ると危険な理由は4つあります。
・匂い
・虫がわく
・段ボールの劣化
・お腹を壊す
理由1:匂い
「段ボールの中に入れる生ゴミを放置しておく=生ゴミの腐敗が進み匂いが出る」ということ。
この匂い、生ゴミが腐敗しているわけなのでかなりの悪臭で、自分の家だけではなく隣近所の家にも悪臭で迷惑をかけることになります。
理由2:虫がわく
ウジ虫やハエなどの虫は当然ですが発生します。
自治体にこの「虫問題の解決方法」を質問すると、「熱湯をかければウジ虫は死にます」とのことなのだそうですが・・・
ウジ虫が死んだあとは更に段ボールの中が匂いますよね。
で、ウジ虫が湧いて堆肥が腐ってしまったら自治体曰く「捨ててもらって構わない」とのこと。
いやいやいや・・・それだけ腐敗が進んだ悪臭のする段ボールいっぱいの生ゴミを、簡単に捨てられるわけがありませんよね。
虫がわいてしまった後の堆肥を捨てるリスクはかなりのものだと想像します。
理由3:劣化
ウジ虫を死滅させるために熱湯をかけたり、雨の日もそのままにしている段ボール。
当然、底の方からどんどん劣化していくので段ボールの底が抜ける可能性があります。
ある人は、段ボールの底がある時抜けてしまい、排水溝が詰まってしまって管理会社の人にかなり怒られてしまったのだそう。
排水溝が詰まれば衛生的にもよくないので、隣近所も迷惑してしまいますね。
理由4:お腹を壊す
強烈な悪臭がする段ボールでの堆肥作り。
当然保管場所は外になりますが・・・小さな子供がいるご家庭だと子供が土いじりのような手を突っ込んでしまう可能性があります。
実際に子供が手を突っ込みそのまま口に運んだのかお腹を壊してしまった子もいます。
このように、段ボールを使って生ゴミで堆肥を作るのは危険なことが多いです。
かといって、今は毎日1900万トンもの生ゴミが捨てられ、その内900万トンはまだ食べられる生ゴミだと言われています。
だから、段ボールで堆肥作りが難しくても、何等かの形で生ゴミを処理する必要はありますね。
まとめ
段ボールを使って生ゴミを堆肥にするのは4つの危険がひそんでいました。
・匂い
・虫がわく
・段ボールの劣化
・お腹を壊す
段ボールは室内に置いておくことが出来ないので、どうしても近所に迷惑をかけてしまうリスクが高くなります。
こう考えると、生ゴミ処理機を活用して、毎日出る生ゴミを処理していくのが迷惑がかからないので一番良いのかもしれませんね。