ジュースの賞味期限切れは多少のことなら気にせず飲んでしまいますが・・・
さすがに半年経過しているものは「大丈夫だろうか?」と不安になりませんか?
お腹を壊してからでは遅いので、ジュースの賞味期限切れはいつまで飲めるのか確認してみましょう。
ジュースの賞味期限切れは半年経過でアウト
農林水産省のガイドラインによると、賞味期限というのは「最大日持ち期間を調べた上で、安全係数(おおむね0.8)を掛けた期限」と公表されています。
つまり、ジュースが安全に飲める期限というのは、最大日持ち期間×0.8で求めることが出来るということ。
「何となく飲める」ではなく、ちゃんと期間が定められていたのですね・・・
この農林水産省が表示した賞味期限から飲める期間を計算してみると・・・
多くのジュースの賞味期限は1年くらいになっているので、1年で計算した結果、最大日持ち日数は16~17カ月になります。
そして、この計算でいくと半年経過すると18カ月になってしまうからアウトということになりますね。
そのため、賞味期限が半年経過しているジュース(賞味期限が1年の場合)は飲まない方が良いことになります。
ジュースの賞味期限が切れるとどうなる??
「何となく飲めそうじゃん?」と感じる賞味期限切れのジュース。
そもそも賞味期限が切れるとどうなってしまうのか?
結論から言うと、賞味期限を大幅に超えてしまっているジュースは腐ってしまいます。
腐る原因は空気と雑菌が繁殖するから。
缶ジュースの場合は、空気が入りにくくなっているし日光を遮った容器に入っているので雑菌も繁殖しにくいのですが、やはり経年劣化で少しずつ腐りだすことを覚えておきましょう。
特に、ジュースの容器が膨張していたり変形している時は中身が腐っている証拠です。
そのまま飲むとお腹を壊してしまうのでやめておきましょう。
また、このような膨張や変形を防ぐためにも、ジュースを保管する場所は直射日光が当たらない涼しい場所で保管することが大切です。
安全か怪しいジュースの使い方は?
賞味期限が切れすぎてそのまま飲むのは怪しいけど、捨てるのがもったいないという場合は料理に使ってみることをおすすめします。
もちろん、料理に使う時も「味や風味が変化していないこと」を確認した上で使用してくださいね。
例えば、トマトジュースの賞味期限が切れているけど、味や風味が変わっていない場合。
トマトジュースを鍋で加熱し、野菜を入れて味付してミネストローネに変えてみてはいかがでしょうか?
また、炭酸系のジュースの賞味期限が切れている場合はお肉を柔らかくするのにおすすめです。
私のオススメはコーラ煮。
スペアリブをコーラと鶏がらスープで煮込むと、お肉がすごく柔らかくなって美味しい煮込み料理が完成します。
このように、賞味期限がかなり切れていても火を通して雑菌を死滅させることが出来れば、料理として使うことが可能です。
まとめ
ジュースの賞味期限が半年以上過ぎている場合は、安全に飲めないことがあるので農林水産省が定める計算式で本当に飲めるかチェックしてみてください。
例えば、賞味期限が1年なのに半年経過している場合は、安全に飲める保証がないので飲まないようが良いです。
では、安全に飲めないかもしれないジュースは捨ててしまうしか方法がないのか?というと、味と風味に変化がなければ料理に使えることがありました。
もちろん、自己責任での料理となりますが・・・
トマトジュースや炭酸系のジュースは料理に使うと美味しくなることもあるので、再利用を考える時に実践してみると良いでしょう。