多くの野菜はヘルシーでダイエット向きな食品ですが、「根菜は糖質もカロリーも高めなのでダイエットに不向き」という声も聞こえてきます。
そこで今回の記事では、根菜は本当にダイエットに不向きなのか検証していきましょう。
根菜は太るどころか、むしろダイエット向き
人参・じゃがいも・玉ねぎ・大根・ごぼう・レンコンなど、土に埋まってる野菜を基本的に根菜類と呼んでいますが、結論からいうと、根菜はダイエット向きの食材です。
根菜は全体的に食物繊維が豊富ですので、糖質の吸収を穏やかにして、血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪を付きにくくする効果があります。
また、デトックス効果や便秘改善効果も期待できますし、根菜は胃腸で水分を吸って膨らむので、満腹感も得られやすいでしょう。
根菜が太ると誤解される理由は糖質
ではなぜ根菜は太ると誤解を受けてしまうのかというと、他の野菜よりも糖質が多いからです。
糖質を摂取すると脂肪細胞に吸収されて、あっという間にぜい肉になってしまうため、ダイエットをしている方は皆、糖質をできるだけカットするように心がけていることでしょう。
もちろん、白米や麺類などはまるごと糖質で出来ているといっても過言ではありませんので、食べ過ぎには注意したいところですが、根菜に含まれる糖質は他の豊富に含まれている栄養素に比べるとごく一部なため、ダイエット中に摂取しても問題はありません。
むしろ根菜を適量食べることによって、エネルギー補給や集中力の維持などを行ってくれるため、ダイエット中でも元気な身体を維持することができるでしょう。
根菜がダイエットに向いている理由
糖質を含んでいる根菜でも、決してダイエットに悪い影響が無いということをご理解いただけたと思いますが、根菜は悪い影響が無いだけでなく、ダイエットに向いているという一面もあるのです。
・少量でも満腹になりやすい
1つ目の理由として、「少しの量を食べただけでも満腹になりやすい」ということが挙げられます。
根菜は少しの量を食べただけでもカラダの内部に溜まり、水分を保持することで満腹になりやすいというメリットがあるのです。
・体を温めて代謝を上げてくれる
2つ目の理由として、「体を温め、代謝を上げてくれる」からです。
根菜には熱を生み出して体を温めるタンパク質の含有が豊富ですので、メリハリのあるスタイルをつくる上で必ず必要な筋肉を育てながら、代謝を上げ、太りにくく痩せやすい体質に導くことができます。
・糖質の吸収を抑える食物繊維が豊富
3つ目の理由として、「食物繊維が豊富」ということが挙げられます。
食物繊維は便秘の改善やポッコリお腹の予防に役立つだけでなく、糖質や脂質を分解し、吸収を抑える効果もあるのです。
ですので、根菜を食べても糖質オーバーになるということは無いでしょう。
・抗栄養素がほぼない
4つ目の理由として、「抗栄養素がほぼない」ということが挙げられます。
抗栄養素とは、体内に取り込まれた栄養成分を壊し、はたらきを阻害してしまう厄介な栄養のことを言います。
たとえば豆類に含まれているフィチン酸は、ダイエットの要となるミネラルの吸収を阻害してしまいますが、根菜であればそのような心配は要りません。
ダイエット成功に役立つ成分を余すことなくしっかり補うことができますよ。
まとめ
根菜は糖質が含まれていることから、太ると思われがちですが、糖質よりもその他の栄養成分の方が豊富に含まれているので、心配することはありません。
むしろ少量でも満腹感を得られたり、食物繊維によって便秘が解消されたりと良い面の方が多いので、毎日の食事に適量を取り入れてみてはいかがでしょうか。