塗り薬を使おうと薬箱を探してみたら「使用期限切れだった」なんてことありますよね?
先にお伝えしておくと、「使用期限切れの塗り薬は未開封であっても使用しない」ようにしましょう。
なぜなのか?ここでは、知恵袋の回答をふまえて解説していきたいと思います。
塗り薬は使用期限切れだと使えない!知恵袋の回答まとめ
使用期限切れの塗り薬は、なぜ使用しない方が良いでしょう。
まず、知恵袋の回答から見ていきましょう。
・効果が落ちる
・効果がない
・効果が保証されない
・副作用が出る恐れがある
・皮膚がかぶれてしまうことがある
など、効果が落ちて副作用の恐れがあることが分かります。
まずは使用期限をチェック!
塗り薬の多くはチューブに入った形状をしており、側面に使用期限が刻印されている物がほとんどです。
ただし、チューブに刻印されている使用期限は「正しく保管されて未開封の状態での使用期限」なんです。
一度開封した塗り薬の使用期限は半年以内
チューブに刻印されている使用期限が先であっても一度開封した塗り薬は、「半年以内」が使用期限になります。
その理由は、
・一度は指で触れるから
・温度
・湿度
などが原因で品質が落ちていくからです。
薬は「温度」「湿度」「光」から影響を受けるので要注意
実は、薬は食べ物と同じで「温度」「湿度」「光」の影響を受けやすい特徴があります。
「温度」「湿度」「光」に気を付けずに保管していると、使用期限に関係なく
・効果の低下
・副作用が出やすくなる
・薬の劣化
が起きてしまいます。
また、薬が塗り薬の場合は、「かぶれ」や「湿疹」「色素沈着」などの副作用が出やすくなってしまうんです。
塗り薬の保管場所にしていがある場合は指定通りの保管をしましょう。
そして、塗り薬に保管場所の指定が無い場合は、
・直射日光を避ける
・高温温多湿の場所を避ける
ようにしましょう。
可能であれば「シリカゲル」のような乾燥材を入れておくのも効果的です。
「保管方法」や「使用期限」だけじゃない!塗り薬で気を付けること10選
実は、塗り薬は「保管方法」や「使用期限」以外にも気を付けなければいけないことがあります。
ここでは、10のポイントをご紹介したいと思います。
①使用前には手を洗うこと
塗り薬を塗る時、ほとんどの人は指に薬を取ってから患部に塗りますよね。
その時、手が汚れているとチューブに細菌が入り込んでしまうだけでなく、患部にも細菌がついてしまいます。
まずは、手を清潔に洗ってから塗り薬は使用しましょう。
②水分が入らないようにすること
塗り薬のチューブ内に水分が入ると細菌が繁殖しやすくなります。
手の水分はよくふき取ってから薬を手に取るようにしましょう。
③患部に直接つけないこと
患部が手や指・足などチューブを直接つけられる場所であっても一度手に取ってから塗るようにしてください。
チューブを直接患部につけるとチューブに細菌が入り込んでしまう恐れがあります。
気になる方は、綿棒に塗り薬を取ってから患部に塗るのもおススメです。
④塗るタイミングは指定がなければ入浴後がおススメ
塗り薬は、皮膚が「清潔」「潤っている時」が浸透しやすいタイミングなんです。
なので、塗り薬を塗るタイミングに指定がない場合は、入浴後に塗るようにしてくださいね。
⑤しわに沿って伸ばす
塗り薬を広い範囲に塗る時は、手のひらを使ってしわに沿って伸ばすように塗るとムラなく塗ることができます。
また、強くすり込むように塗るのではなく、やさしく塗るようにもしてくださいね。
⑥気持ち多めに塗る
塗り薬は、付け心地が気になってどうしても少ない量を塗ってしまいがちなんです。
ですが、気持ち多めに、塗った後にティッシュをくっつけても落ちないくらいの量を塗るのが目安です。
⑦時間が経過した塗り薬は先端を少し捨てること
開封して半年以内に使用する場合、前に使用してから時間が経過していたら薬の先端は少し捨てましょう。
その方が衛生的で安全ですよ。
⑧性状や変色していたら使用しないこと
塗り薬は、使用期限内でも性状が変わっていたり変色していた場合は使用しないようにしましょう。
かゆみやかぶれなどの副作用が起きる恐れがあります。
⑨硬くなっていたら温めてやわらかくすること
寒い冬の時期は、塗り薬が硬くなっていることがあります。
そういった時は、体温で温めてやわらかくしてから患部に塗るようにしましょう。
硬いまま塗ってしまうと皮膚にダメージを与えてしまう場合があります。
⑩使用後は手を洗うこと
塗り薬を塗った後は、手を清潔に洗うようにしましょう。
薬がついたままの手であちこち触るのは不衛生ですよ。
まとめ
塗り薬は使用期限切れが切れている場合、使用しないようにしましょう。
知恵袋でも回答されていたように効果が落ちて副作用の恐れがあります。
薬は正しく使ってこそ効果・効能を発揮できます。
また、使用期限だけでなく、保管場所や手を清潔にするなどのポイントも参考にしてくださいね。