ドライフルーツの中には、添加物が含まれているものがあります。
ドライフルーツの場合、この添加物は主に漂白剤として使われているのですが、その代表的な添加物が「ピロ亜硫酸ナトリウム」というもの。
一度はこの添加物、成分表示の欄で目にしたことがあるのではないでしょうか?
実は、このピロ亜硫酸ナトリウムという添加物は体に良くない添加物なのです。本記事では、ピロ亜硫酸ナトリウムの危険性についてご紹介いたします。
ピロ亜硫酸ナトリウムはドライフルーツに使われる
ドライフルーツに含まれているピロ亜硫酸ナトリウムは、「亜硫酸ナトリウム」「ピロ亜硫酸ナトリウム」「二酸化硫黄」として表示されることもあります。
この添加物は、体に良くない添加物の1つなのでドライフルーツを買う時には成分表示をしっかりとチェックしてみてください。
なぜピロ亜硫酸ナトリウムなどの添加物は使われる?
冒頭でピロ亜硫酸ナトリウムは酸化防止剤としてドライフルーツに使われることが多いとご紹介しましたが、どうして添加物は使われているのでしょうか?
ドライフルーツと言えば自然の食べ物というイメージが強いので、出来るだけ添加物も使ってほしくないですよね。
結論から言うと、ピロ亜硫酸ナトリウムのような添加物を使う理由はドライフルーツの見た目を良くするからです。
ドライフルーツに添加物を入れないと、鮮やかな色を保つことが出来ません。
もちろん、この鮮やかな色を保たない方が自然の色なのでいいのですが、売り場に置くからにはやはり見た目が良い方が売れ行きもいいですよね。
そのため、ピロ亜硫酸ナトリウムを使って見た目を良くして売っているのです。
ワインにも使われている
ピロ亜硫酸ナトリウムには、ワインにも酸化防止剤として使われていることがあります。
ワインを飲んでいると、何となく頭が痛くなったり胃の痛みを感じることはありませんか?
実は、この痛みを起こしているのこそピロ亜硫酸ナトリウムです。ワインでこのような痛みが出るのは、ピロ亜硫酸ナトリウムによるアレルギー反応が出ている証拠。
しかも、肝臓にも悪影響を及ぼす危険性があるので摂取しないほうが良い商品添加物なのです。
でも、海外でワインを飲むと頭痛がすることもなく美味しく飲めることもありますよね。
これは、海外ではピロ亜硫酸ナトリウムの量が少ないから副作用が出ない証拠です。
そもそも、日本は輸入品に対して食品の規定をとても厳しくしています。
そのおかげで、必要以上の添加物を入れないと輸入できないことが多くあり、添加物のせいで実際の味が変わってしまったり体に悪影響を及ぼす危険が高くなる可能性があるのです。
ピロ亜硫酸ナトリウムは健康に悪い?
ピロ亜硫酸ナトリウムについては健康に悪影響を及ぼす危険性があるため、間違いなく避けた方が良い添加物です。
ピロ亜硫酸ナトリウムは、個人差にもよりますが血管や神経に悪影響を与えます。そのため、出来るだけ控えた方が良いと考えます。
オーガニックや無添加のものが安心
体に悪影響を及ぼすかもしれない添加物はピロ亜硫酸ナトリウム以外にも沢山存在します。
それを1つずつ安全か確認するのも、体に優しい食べものを選ぶ1つの方法かもしれませんが、やはり一番大事なことは無添加のものを選ぶことですよね。
ドライフルーツに関しては、フルーツ自体に甘みがあるため無添加のドライフルーツは沢山出回っています。
このような、最初から添加物を排除しているものを選ぶことで、日々の食に対する安全性は更に高まるはずです。
そして、より安全なドライフルーツを選ぶ時には「有機JAS認定マーク」がついているものを選ぶことをおすすめします。
有機JASマークがついているということは、農林水産省が「この食品は、農薬や化学肥料に頼ることなく自然の力で作られたもの」と認定している証拠です。
太陽・雲・植物をイメージしたマークなので、一度は見かけたことがある人がほとんどだと思います。
ぜひ、スーパーに出かけた時にチェックしてみてくださいね。
また、原料の所もドライフルーツの名前のみが記載さているかどうかも確認すれば、間違いなくピロ亜硫酸ナトリウムが入っていない、安全性の高いドライフルーツを買えるはずです。
まとめ
ドライフルーツやワインに入っていることがあるピロ亜硫酸ナトリウムは、体に悪影響を及ぼす食品添加物です。
ドライフルーツでは主に見た目を良くするために含まれており、ワインは酸化防止剤として含まれています。
しかし、ピロ亜硫酸ナトリウムは頭痛を引き起こしたり胃痛を訴えたりする原因を作り、肝臓へのダメージも懸念されます。
そのため、ドライフルーツを選ぶ時にはピロ亜硫酸ナトリウムの含まれない安全性の高いものを選ぶようにしてください。
無添加で有機JASマークがついていること、また原料の欄にドライフルーツの名前だけが記載さていることを確認してから購入してくださいね。