中華料理は味が濃くて油も多く「太りやすい」「ダイエットに向かない」食事のイメージがあります。というのも調理工程で油をたくさん使うからです。
本記事では、中華料理が好きでダイエット中でも食べたい人向けに中華料理が太る4つの理由とダイエット中でも太りにくいメニューをご紹介いたします。
中華料理が太る理由4つ
そもそも中華料理には「上海料理・広東料理・北京料理・四川料理」と4種類に分けられます。
そして、この4種類全ての中華料理に共通する中華料理が太る理由が下記4つ。
・油を多く使う
・カロリーが高い
・食べすぎてしまう
・単品メニューになりやすい
詳しく説明しましょう。
1.油を多く使う
中華料理はどの料理も油を大量に使います。
「でも、中国人は太ってないよ?」と思われるかもしれませんが、中国の人は沢山の油を摂取する代わりにお茶でリセットします。
つまり、お茶がなければ体調を崩してしまうほどの油の量が使われているということ。
また、中華料理を作る際には「油通し」と呼ばれる工程があります。
これは、材料に油を通して表面を炒めやすくするという方法。
このように、下処理から油が使われているので、仕上がりもテカテカするくらい油ぎっていることもあります。
2.カロリーが高い
中華料理は日本料理に比べるとカロリーが高いものばかりです。代表的な中華料理のカロリーを見てみましょう。
品名 | カロリー |
---|---|
中華丼 | 841kcal |
チャーハン | 708kcal |
麻婆豆腐 | 300kcal |
チンジャオロース | 260kcal |
回鍋肉 | 249kcal |
品名 | カロリー |
---|---|
肉じゃが | 300kcal |
納豆 | 100kcal |
茶碗蒸し | 80kcal |
※参考資料:http://tyaj.shichihuku.com/gaisyoku-cyu.html
ウェイパーのカロリーは100gあたり405kcal
日本人が中華料理を作る時にはウェイパーや鶏がらスープをよく使用します。
品名 | カロリー |
---|---|
ウェイパー | 100gあたり405kcal |
鶏がらスープ | 100gあたり8kcal |
かつおだし | 100gあたり3kcal |
コンブ出汁 | 100gあたり4~5kcal |
ウェイパーのカロリーは100g当たり405kcalにもなり、鶏がらスープは100g当たり8kcalになります。
ウェイパーは言うまでもなく高カロリーすぎですが、鶏がらスープもかつおだしやコンブ出汁に比べればカロリーが高いです。
中華料理では、このように出汁からカロリーが高い出汁を使うことが多いので、チャーハンでも1人前で700kcal以上になりますし、中華丼でも800kcal以上になってしまいます。
3.食べすぎてしまう
中華料理は蒸し料理でも頼まない限り、しっかり味付けがされているのも特徴です。
日本料理でも濃い味付けの料理は沢山あるので想像がつきやすいですが、濃い味付けの料理というのは食欲が進みやすいもの。
だから、どうしても食べ過ぎてしまうことが増えてダイエットが失敗に終わりやすくなります。
4.単品メニューになりやすい
中華料理屋に行くと、「ラーメンだけ」「チャーハンだけ」など単品料理になってしまうことが多いですね。
日本のように、一汁三菜ではないのでどうしても糖質が増えてしまいます。
そして、単品で頼んでしまうと野菜を食べる量が減るので更に太りやすくなってしまいます。
中華料理を食べても太らない方法3つ
中華料理は、このように太りやすい要素が沢山詰まっているので、ダイエット中の人が何も考えずに食べるのは危険です。
しかし、ダイエット中は我慢しすぎもストレスがかかり良くありません。
そこで、中華料理を食べても太らない方法を3つご紹介します。
1.油の量を減らす
自宅で作る時には、極力油の量を減らして中華料理を作ることを心がけてください。
例えば、先ほどご紹介した湯通しも自宅では行わなくても問題ありません。
本格的な中華料理の歯ごたえは失せますが、それでも美味しく作れます。
また、中華料理のレシピをチェックすると、「油大匙3」とか油の量が多めに書いてあることも多いですね。
このような場合も、大匙1でも出来る時が多いので試してみてください。
2.食べすぎない
ついつい食べ過ぎてしまうし、白いご飯も進んでしまう中華料理。
しかし、ダイエット中の人しかり、健康でいるためのコツは「腹八分目に抑えること」です。
腹八分目にするコツは、普段よりもよく噛んで食べること。
1回の食事は最低でも20分くらいかけてゆっくり食べることで、満腹中枢が刺激されて八分目でも満足できる状態に近づけます。
3.一汁三菜を心掛ける
和食の心得となっている一汁三菜を中華料理にも生かしてみましょう。
中華料理でも一汁三菜を作ることは可能です。
一汁三菜にすることで、野菜を多く摂取できてダイエット効果も高まります。
ダイエット中におすすめの中華料理のメニュー
ダイエット中に中華料理のメニューを考えるなら、このようなメニューはいかがでしょうか?
ポイントは、副菜としてサラダ系をもってきたり、野菜を多めに摂取するように意識することです。
・主食→お米(十五穀米などを加えるとGOOD!)
・一汁→卵スープ
・主食→酢豚
・副菜→青菜炒め
・副菜→きくらげの和え物
野菜を多く使ったメニュー
野菜を多く使った食べ物を摂取すると、血糖値の上昇を抑えることができます。
野菜を多く使った中華料理をまとめてみました。
・チンジャオロース
・回鍋肉
・野菜たっぷり中華スープ
・酢豚
・チンジャオロース
まとめ
中華料理が太りやすい理由は4つありましたね。
・油を多く使う
・カロリーが高い
・食べすぎてしまう
・単品メニューになりやすい
ダイエット中の人が中華料理を食べたくなった時は、作る工程で油の量を減らしたり腹八分目を心がけるようによく噛むなど工夫しながら食べてください。