赤ちゃんのミルクを作る時に電気ケトルでお湯を沸かして作っている方も多いと思います。
しかし、電気ケトルでお湯を作ると水に含まれているカルキ抜きが十分ではないのです。
今回は、電気ケトルでミルクを作るデメリットや赤ちゃんの安全・安心のためにおススメの電気ケトルなどご紹介したいと思います。
ミルク作りに電気ケトルを使うデメリットは「カルキ抜き効果がほとんどない」から
赤ちゃんのミルクを電気ケトルでミルクを作る最大のデメリットは、「煮沸によるカルキ抜き効果がほとんどない」ということです。
実は、沸騰するとすぐに加熱が終わる電気ケトルでは、トリハロメタンという発がん性物質の水中の濃度が少し濃くなってしまうのです。
このトリハロメタンはやかんや鍋などで煮沸した場合は蒸発するのですが、電気ケトルだと蒸発するまで加熱を続けないため残ってしまうのです。
ミルク作りの水は、カルキ抜きの為に沸騰させて栄養を守る為に70℃に冷ます
赤ちゃんのミルクに適した水は、一度沸騰させて70℃まで冷やすようにしましょう。
まず、赤ちゃんのミルク作りに水道水を使う場合、カルキ抜きが必須となります。
水道水に含まれるカルキを抜くためにはやかんや鍋でなどで10分以上沸騰させる必要があります。
そのままミルクを溶かした方が殺菌も強力にできそうですが、沸騰に近い温度でミルクを溶かしてしまうとビタミンやラクトフェリンなどのアミノ酸が破壊されてしまうのです。
粉ミルクの中に存在する雑菌は、70℃以上の熱湯にさらすことで不活化できます。
殺菌と栄養の両方を考えると、赤ちゃんのミルクに適した水は一度沸騰させて70℃まで冷やすことをおススメします。
電気ケトルにもカルキ抜きできるものも
実は、電気ケトルにもカルキ抜きできるものもあるんです!
「象印 電気ケトル CK-AX08・10には、気になるカルキ臭を除去できる「カルキとばしコース」があり、沸とう後約2分30秒カルキとばしを行ってくれます。
また、「象印 電気ケトル CK-AX08・10」は、倒れてもこぼれにくい「転倒湯もれ防止構造」や外側が熱くなりにくい「本体二重構造」なので、小さなお子様がいても安心して使用できる電気ケトルなんです。
参考URL:https://www.zojirushi.co.jp/syohin/pot_kettle/kettle/ck-ax/
電気ポットでもカルキ抜き機能搭載はあります
電気ケトルではなく、電気ポットには「カルキ抜き」や「カルキ飛ばし」機能を搭載したモデルも多数あります。
ポットの水が沸騰した後も継続して弱い加熱を行うことで、カルキを取り除く仕組みなので、カルキ特有の気になるニオイも軽減でき、質の高いお湯を作ることが可能です。
タイガー PDR-G221-W
容量は2.2Lで、電動でお湯を沸かすことから保温まで可能です。
使わないときは通電を切る節電タイマーが搭載されています。
また、内釜がフッ素加工になっていて、クエン酸洗浄機能搭載で日々のお手入れも簡単です。
さらに、98℃・90℃・70℃の3段階温度設定が可能で、ミルクを作る際に適した70℃のお湯も出せるので、おススメです。
蒸気を抑えた省スチーム設計や給湯ロック・お湯漏れ防止など安全性にも配慮した電気ポットです。
参考URL:https://www.tiger.jp/product/waterheater/PDR-G1.html
アイリスオーヤマ ジャーポット メカ式3.0L窶・MHD-130-W窶czワイト
角型を基調としたデザインで、既存の丸型よりスリムでコンパクトに見えるデザインです。
再沸騰機能付きで、ボタンを押せば保温中のお湯が再沸騰します。
再沸騰ボタンはカルキ抜きも兼ねており沸騰状態を1分~2分維持することでカルキを飛ばします。
本体が360°回転するので、どこに居ても手元で給湯できます。
空焚き防止機能付きで容器に水がない空焚き状態を検知した場合、自動的にヒーターの通電を切ります。上フタが外せるため給水やお手入れが簡単な特徴があります。
参考URL:https://www.irisohyama.co.jp/products/electrical-appliances/cooking-appliances/electric-kettle-pot/jar-pot/jar-pot-mec
まとめ
ミルクを作る際に電気ケトルを使用するとカルキ抜き効果がほとんどないため、やかんや鍋で沸騰させ煮沸させる方法がおススメです。
しかし、毎回の手間や負担を考えるとカルキ抜き機能がある電気ケトルや電気ポットがより良いのではないでしょうか。
お子様の安全・安心とママの負担を考えて笑顔が生まれる方法を見つけてくださいね。
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